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2010年5月25日
「2010年賃上げ見通し」1974年の調査開始以来、過去2番目に低い水準を記録
民間調査機関である労務行政研究所は2月3日、2010年の賃上げ見通しについて発表した。
同発表は毎年、労・使の当事者および学識経験者を対象に行われる「賃上げに関するアンケート調査」をもとに発表されるもの(アンケートの調査要領については下記を参照)。
全回答者が予測する2010年の賃上げ見通しは、平均で5125円・1.64%と、厚生労働省調査における主要企業の2009年賃上げ実績が5630円・1.83%だったのに対し、約500円・0.2ポイント下回る予測だった。
賃上げ率の分布は、労働側・経営側とも「1.8~1.9%」が最も多かった。各種調査によれば、大手企業の「定期昇給率」は、平均でおおむね1.6~1.8%程度と見られるため、2010年の賃上げ見通しを、ほぼ定昇程度と考える意見が多数派を占めている。
しかし一方で、以下割合の多い順に「1.6~1.7%」、「1.4~1.5%」と続くことから、定昇ラインまでの賃上げも困難であり、定昇を下回ると見る向きも少ないくないことがうかがえる。また、労・使別に見ても、労働側5177円・1.65%、経営側5234円・1.67%と、両者の差は57円・0.02ポイントとごくわずか。賃上げを取り巻く環境が厳しいという見方に対し、労・使の見解がほぼ一致していることを示しているといえよう。
事実、賃上げ率が1.6%台なのは、本調査が始まった1974年以来、2003年の予測値1.5%に次いで2番目に低い水準。労・使かかわらず、現状を取り巻く経済・雇用環境の先行きに対する不安感が浮き彫りになった形だ。
「賃上げに関するアンケート調査」要領
■調査時期:
2009年12月9日~2010年1月13日
■調査対象:
被調査者4937人(内訳は下記の通り)
□労働側 東証第1部および2部上場企業の労組委員長等2016人(労組がない企業は除く)
□経営側 東証第1部および2部上場企業の人事・労務担当部長2065人
□学識経験者 主要報道機関の論説委員・解説委員、大学教授、労働関係専門家など856人
■回答者数および集計対象:
1月13日までに回答のあった合計459人。対象別内訳は、労働側214人、経営側139人、学識経験者106人
■集計要領・方法:
賃上げ額・率は東証第1部・2部上場クラスの一般的な水準を目安に回答を得たもので、定期昇給込みのもの。「賃上げ額」、「賃上げ率」はそれぞれ別個に調査し、具体的な数値の記入があったものをそのまま集計したため、両者の間には必ずしも関連性はない。
http://pro.type.jp/s/news/n100209.phpより抜粋トラックバック(0)
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